お椀のデザインには、持ちやすさと使いやすさが細やかに考えられています。片手で持つのはもちろん、両手で包み込むようにしても心地よく、自然と手に馴染む下膨れのフォルム。手のひらや指先に負担がかからず、お味噌汁やスープを飲む際にも安心してお使いいただけます。安定感のある広めの高台は、テーブルの上でもしっかりとした佇まいを見せ、内側のなめらかなカーブが指当たりをやさしくサポートします。

素材には、カバの仲間であるミズメを使用。しなやかで強度のある木材で、適度な粘りと密度の高さが特徴です。この木地に拭き漆を施すことで、しっとりとした手触りと深みのある色合いが生まれました。ほんのりとした朱色の漆が食卓を優しく彩り、和食だけでなく洋食やアジアンテイストの料理とも調和します。

「大」という名称ですが、こちらは大人の方が日常使いするのにちょうどよい標準的なサイズ感。お味噌汁やスープだけでなく、小鉢として煮物や和え物を盛り付けても美しくまとまります。シンプルなデザインなので、ご家族での使用はもちろん、新生活を始める方への贈り物としてもおすすめです。

『ふーわん（中）』は、女性の手に馴染みやすいサイズ感。小学生くらいのお子さまにもぴったりで、ご家族みんなでお使いいただけます。お椀を片手で持ち上げても、両手で包み込むようにしても、自然と手にフィットする下膨れのやさしいフォルム。指先でしっかり支えられるため、お味噌汁やスープを飲むときも安心感があります。高台は広めに設計され、安定感があり、テーブルの上に置いたときも美しく映えます。内側のなめらかなカーブは指当たりがやさしく、持つたびにほっとする心地よさを感じられるでしょう。

『ふーわん（小）』は、高さを抑えたコンパクトなフォルムで、お子さまでも無理なく持つことができる設計。お椀の腰の部分に指がかかりやすく、自然と正しい持ち方が身につくよう工夫されています。小さな手でしっかり支えられることで、食事の時間がより楽しく、安心して使える器となっています。

また、使い込むほどに艶を増し、経年変化を楽しめるのも漆器ならではの魅力。毎日使うものだからこそ、手に優しく、長く愛用できるものを選びませんかΦ 一つひとつ職人の手によって丁寧に仕上げられた『ふーわん（大）』は、暮らしの中に自然と溶け込み、食卓に穏やかな時間をもたらしてくれることでしょう。