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博多曲物 玉樹

400年以上の伝統を守り継ぐ、十八代目、柴田玉樹氏

博多曲物の始まりは、神前に供える祭具づくり。筥崎八幡宮の神人たちが、
神前に供える祭具の中で、木器の曲物を家内工芸にし、それを伝えてきたといわれています。
この伝統を守りつつも、時代の変化に応えながら、博多の町で400年以上曲物を作り続けてきた柴田家。

柴田家は、初代吉衛門以来、代々長男が後を継いできました。
十七代目である父が亡くなった後も、代々続く家業を守り継ぐことを決意し、
女性の職人となったのが、現在の十八代目 柴田玉樹氏です。
代々の職人から受け継いだ博多曲物づくりの基本を守りながら、常に時代に合った曲物を作り続けています。

炭鉱の町としての歴史とともに

福岡県粕屋郡志免町は、もともとは炭鉱の町。かつては、町内に数か所の炭鉱があったといいます。
そこで働く人たちのお弁当箱として、曲物が愛用され、親しまれてきました。

大正から昭和の初めにかけて盛んに行われていた曲物づくりも、ブリキやアルミニウムの
普及によって徐々に需要が減少。福岡で、当時は20軒以上もあった曲物も、
今では1軒のみになりました。まさに、唯一無二の貴重なものとなりましたが、
この伝統を絶やしたくないという強い願いのもと、技術が守り継がれています。

木を大切に思う気持ちを込めて、すべての工程を丁寧に

曲物が出来上がるまでの工程は、シンプルながら綿密さが必要。
神経を研ぎ澄ませながら、すべての工程を進めなければなりません。

まずは、素材となる木材の用意です。
最低1年以上乾燥させた木の切り口を整え、木の目を読みながら削ります。
博多曲物の材は、目が詰まり、まっすぐに伸びた「無節柾目」が約束事。
材を見極められる目が、とても重要です。

作るものに応じた大きさに断裁し、厚みも調整。
その後、湯に板を漬けて10~30分ほど煮ることで、木に加工のための柔軟性を与えます。
それを素早く巻木に巻きつけ、反対からも巻きつけて板の目を合わせると、綺麗な円形に。
合わせ目を木挟ではさんでかたちを整え、日陰で4~5日間乾燥させることでなじませていきます。
重なる部分に糊を塗り、孔をあけて桜の皮で綴じれば、側面は出来上がり。

底板をはめて磨きをかけ、製品によっては絵付けをすればついに完成です。
塗りを施さない博多曲物は、軽くて通気性が抜群。ご飯も傷みにくくなります。
柴田氏は、素木の木肌の手触りや、ほのかな木の香りの心地よさを知ってほしいという想いを込め、
製品を丁寧に作り続けています。

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