チタン製品の使い方 ~お手入れ・使用方法~
チタン製品とは?
チタンが多く採れるようになったのは1948年からであり、意外にも歴史が浅いのに驚く方もいるでしょう。鉄や銀より軽量でありながらも強く、サビないチタン。熱に強い一方で、加工が難しいとされてきましたが、用途によってチタンの種類を使い分けたことで軽量の中華鍋、キャンプ用品、車産業でも使用されてきたのです。そして、人の身体と相性が良くいことから医療の場でもチタンは人口の骨や歯などに使われてきました。チタンの比重は鉄の半分という特徴も活かして、料理人が使用するフライパンや包丁から、航空機・船舶・建設まで幅広く使われている金属です。
金属アレルギーの症状を起こしにくいチタンは指輪やアクセサリーの素材にもなり、発色の良さを活かしてカラーも豊富。シャボン玉や虹と同じ原理で色が見える特殊な金属はグラデーションがかった色合いも再現できるのです。
チタン製品の使い方とお手入れについて
チタン製品を使用する上でいくつか注意点があります。
- 空焚きはしないでください。底のふくらみの原因になります。
- 料理を長時間入れておかないでください。
- 電子レンジではご利用できません。チタンは金属だからです。
- 食器洗浄機や乾燥機は使用できません。
- オーブンの使用はできません。
- 一部を熱し続けた場合、冷めにくい性質を持つためご注意ください。
- タワシやクレンザーでこすらないでください。チタン製品に傷が残る恐れがあります。
以上の注意を守って使用しましょう。次に、お手入れについてです。
お手入れや汚れをキレイにするには?
チタン製品を長く使うにあたり、日々のお手入れも大切にしたいところです。そのため、チタン製品を使った後のお手入れは、中性の台所用中性洗剤と柔らかいスポンジを利用して洗いましょう。水分をしっかり拭き取って保管してください。
使用方法や気を付けること
- チタンは金属アレルギーの心配がありませんか?
チタンは他の金属に比べて金属アレルギーを起こしにくい性質を持っています。それは金属アレルギーの原因物質の主成分が含まれていないからだとされていまるからです。少し使ってみて様子を見ながら判断しましょう。
- チタン製品はサビないのですか?
チタンはサビづらいとされています。傷が付いた部分に酸化被膜が形成されて酸化を防ぐからです。
- チタンには種類があるのですか?
チタンには大きく分けて2種類あり「純チタン」は純度の高いチタンとしてアクセサリーから治具などに使用されています。もう1種類の「チタン合金」は強度や耐食性によって細かく分類され、航空機関係のパーツ、アウトドア用品にも使われています。
チタン製の調理器具などで気を付けること
- チタン製の調理器具を使った際に焦げ付いた時にはどうすればいいですか?
焦げ付いたら熱湯に浸して柔らかくし、本体を傷つけないように取り除いてください。
- チタン製品を電子レンジに入れて温めても大丈夫ですか?
金属ですので電子レンジで使用できません。使用すると火花を上げて金属内に電気が流れて放電し、電磁波を発生させる装置(レンジ本体)を壊す危険性があります。
絶対に電子レンジでの使用はしないでください。
チタン製品の紹介
チタン製のタンブラー
チタンのタンブラーには真空構造にしたものも多数販売されています。真空構造にすると結露が起きにくいためデスクでも使いやすく、器が熱くならないので持ち手が無くても安全です。光が当たることで殺菌や有機物の分解をするチタンは長く使うのにおすすめですね。 カラーも豊富でありブルーやイエロー、ピンクなど様々な色があるため、相手の好みに合わせた贈り物にもいいでしょう。アートせいの高い滑らかなデザインの良さは高級感もあります。
チタンのアクセサリー
チタンのアクセサリーは加工が難しいことから、他の金属に比べて取り扱いをしている店が少ないですね。チタンの流通もまだまだ多くは無いのですが、それでもチタンのアクセサリーは人気。
ネックレスや指輪などがあり、チタンは汗に強くて水にも強いことから取り外ししないで身に着けることができるのが特徴ですね。特にチタンリングを温泉やプール・海で着けたまま入っても酸化作用で黒ずみません。
お手入れも簡単であり、使用後は軽く布で吹いて置くのがおすすめです。汚れがある場合は中性洗剤を薄めて洗い、布で水気をふき取りましょう。 傷が付きづらいですがステンレスよりは強度が低いので扱いには注意し、細かな傷が付いた際にはチタン用の研磨剤を使うことで研磨できることがあります。長くチタンのアクセサリーを使っていけるようお手入れもしてみて下さいね。
ブランドや仕様により違う事もありますので、詳しくは製造元の説明書に従ってください。