制作を行うのは、青森県弘前市にあるBUNACO。
日本一の蓄積量を誇る青森県のブナの木を有効利用するために開発された独自のユニークな製法で、原材料の加工から作品の完成まで一社で行っている木工メーカーです。
「ブナ」は北欧では「森の聖母」と呼ばれるほど木質の美しい木であり、その木を使用した曲線美豊かな作品は、そのデザインの優秀性・品質・安全性が認められ経済産業省選定のグッドデザイン商品に認定されています。
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1956年に青森県工業試験場場長城倉可成氏(故人)と石郷岡啓之介(故人)の共同研究により考案され、1963年ブナコ漆器製造株式会社設立。
テープ状にしたブナ材をコイルのように巻く独自の製造方法より、BUNACO特有のユニークな形・デザインの商品を作っています。
「お客様に使っていただいて良さを感じていただける物作りをしていきたい」その気持を常に持ちつづけ、お客様に使って頂いて喜んでいただける商品を作り続けています。
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BUNACOの特徴はそのユニークな製法から生まれる、ひとつひとつ丁寧に手作りされている木工品のデザインにあります。
割れ、狂い(ゆがみ)がなく、海外などの気候風土の異なる場所でも、安心して使えるブナの木を独自の製造方法でつくることにより、従来の技術ではできなかった形状を表現しています。
また、耐水性にも優れたコーティングを施すことでお手入れが簡単です。
50年以上の実績と技術の積み重ねにより上質な製品を作り続けているBUNACO製品のすべての工程は、熟練した職人による手作りで行われています。手作りで行うことにより、歪みや割れがない高い加工技術が施された製品が誕生します。
また、BUNACOは環境にも配慮し、日本一の蓄積量を誇る青森県のブナの木を有効活用するために、薄くスライスしたブナの木をコイル状に巻き、形を成型することで、少ない木材で製造可能なエコロジーな製法にたどり着きました。
この無駄がでないエコロジカルな独自の製法が様々なデザインを可能にしました。
木のブロックから削りだして加工する一般的なロクロ挽きに比べ、少ない木材で製造できるBUNACOの製造方法。
木材資源の有効活用にも適したエコロジーな製法は、日本だけでなく世界からも注目されています。